マンションを売るタイミングはいつ?築年数・相場・金利・税金から売り時を見極める完全ガイド【2026年版】

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最終更新日:2026/07/02

「いま持っているマンションを、いつ売るのがいちばん得なのだろう」と悩む方は少なくありません。売却のタイミングを少しずらすだけで、手取り額が数百万円単位で変わることもあります。だからこそ、感覚ではなく根拠をもって判断したいところです。

このページでは、マンションの売り時を見極めるための判断材料を、築年数・相場・金利・大規模修繕・所有期間による税率・市況という6つの切り口から整理します。いずれも公的な統計や制度に裏づけられた指標ですので、ご自身の状況に当てはめながら読み進めてみてください。

マンションは戸建てと違い、土地の比重が小さく建物の評価が価格を左右しやすい資産です。そのため「築年数」と「市況」の影響を受けやすいという特徴があります。値動きの仕組みを知っておくと、焦って手放したり、逆に売り時を逃したりするリスクを減らせます。

なお、本記事は一般的な情報をまとめたものです。最終的な判断にあたっては、お住まいのエリアやお部屋の個別事情をふまえた相談をおすすめします。ご不明な点があれば、記事末尾の連絡先までお気軽にお問い合わせください。

マンションを売るタイミングを左右する6つの判断材料

マンションの売り時は、ひとつの指標だけで決まるものではありません。築年数や相場といった物件・市場の要因に加えて、金利や税制といった制度の要因も絡み合います。それぞれが価格や手取り額に与える影響の向きを、まず大づかみに把握しておきましょう。

たとえば築15年のマンションを保有している方であれば、「相場は上向きか」「大規模修繕の前か後か」「所有期間が5年を超えたか」といった複数の問いを同時に検討することになります。判断材料を一覧にすると、自分がいまどの段階にいるのかが見えやすくなります。

以下の表は、代表的な判断材料と、それが売却にどう影響しやすいかをまとめたものです。あくまで一般的な傾向であり、エリアや物件によって例外はありますが、最初の見取り図として役立ちます。

判断材料 売り時に傾きやすい状況 主な影響
築年数 築浅〜築20年前後まで 価格の下落幅が大きくなる前
相場・市況 不動産価格指数が高水準 高めの価格で売却しやすい
金利 低金利が続いている局面 買い手のローン負担が軽い
大規模修繕 修繕実施の前後で検討 一時金や価格への影響を回避
所有期間 5年超(長期譲渡)になった後 譲渡所得税の税率が下がる

このように材料を並べると、複数の条件が重なるタイミングが「売り時」に近いとわかります。次の章から、それぞれの材料を個別に掘り下げていきます。

築年数で見る売り時|価格が下がりにくいうちに動く

マンションの価格は、築年数の経過とともに緩やかに下がっていくのが一般的です。新築から数年は下落幅が比較的小さく、その後一定の年数を境に値下がりが目立ちやすくなる傾向があります。築年数は、売り時を考えるうえで最も基本的な軸といえるでしょう。

たとえば築5年のマンションと築25年のマンションでは、同じ間取りでも市場での評価が大きく異なります。設備の古さや管理状態に対する買い手の見方が変わるためです。とくに築20年を超えると、住宅ローン審査や買い手の心理に影響が出る場面が増えてきます。

ただし、立地が良い物件やリノベーション需要の高いエリアでは、築年数が進んでも価格が落ちにくいケースもあります。築年数はあくまで目安のひとつであり、エリアや管理状態とあわせて総合的に見ることが大切です。

下の表は、築年数と価格水準の一般的なイメージを示したものです。実際の金額はエリアや物件で変わりますので、傾向をつかむための参考としてご覧ください。

築年数の区分 価格水準の傾向 売却時の検討ポイント
築0〜10年 比較的高水準を保ちやすい 残債とのバランスを確認
築11〜20年 緩やかに下落しやすい 設備更新や相場を見て判断
築21〜30年 下落が目立ちやすい 管理状態の説明が重要
築31年以上 個別性が強くなる リフォーム・建替えも視野

築年数が進むほど選択肢が限られるわけではありませんが、早めに方針を固めておくほど打てる手は多くなります。次は、市場全体の相場という視点を見ていきます。

相場で見る売り時|不動産価格指数で市場の温度を測る

個別の物件価格は、市場全体の相場に大きく影響されます。相場が上向きの局面では、同じ物件でも高めの価格で売却しやすくなります。逆に相場が落ち着いている時期は、価格交渉が入りやすくなる傾向があります。

市場全体の動きを客観的に把握する指標として、国土交通省が公表する「不動産価格指数」があります。直近の令和7年9月分では、マンション(区分所有)の指数は222.2(対前月比0.1%増、2010年平均=100)と高い水準にあります。長期的にマンション価格が大きく上昇してきたことがわかります。

【市況データ】不動産価格指数(マンション区分所有)

国土交通省の不動産価格指数によると、マンション(区分所有)は222.2という高水準で推移しています。これは2010年平均を100とした指数で、住宅地や戸建てと比べてもマンションの上昇が顕著であることを示しています。相場が高い局面は、売却を検討する一つのきっかけになり得ます。

もっとも、指数はあくまで全国や広域の平均的な動きです。ご自身のエリアの相場は、地域ごとの取引事例を確認しないと正確にはつかめません。広域の指数で大きな流れを把握しつつ、エリア相場は個別に確認する、という二段構えがおすすめです。

地域の取引動向は、東日本不動産流通機構(REINS)が公表する市場動向の統計などからも傾向を読み取れます。複数の情報源を組み合わせることで、相場観の精度が高まります。

出典:国土交通省「不動産価格指数(令和7年9月分)」
https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo05_hh_000001_00242.html
東日本不動産流通機構(REINS)「不動産市場動向(統計)」
https://www.reins.or.jp/library/

金利で見る売り時|買い手のローン負担が需要を動かす

マンションの買い手の多くは、住宅ローンを利用して購入します。そのため、金利の水準は買い手の購買意欲に直結します。金利が低い局面では月々の返済負担が軽くなり、買い手が動きやすくなる傾向があります。

たとえば同じ価格のマンションでも、金利が低い時期のほうが買い手にとっての総支払額は抑えられます。結果として、需要が厚くなり、売り手にとっては売却しやすい環境になりやすいといえます。反対に金利が上がる局面では、買い手が慎重になりやすい面があります。

ただし、金利だけで売り時を決めるのは早計です。金利が上がる過程では、相場や所得環境など他の要因も同時に動いていることが多いためです。金利は重要な材料の一つとして、相場や築年数とあわせて判断するのが現実的でしょう。

将来の金利動向を正確に予測することは誰にもできません。だからこそ、「金利が低いうちに」という発想と「自分の生活設計に合うタイミングか」という発想の両方を持つことが大切です。無理のない範囲で、納得のいく判断を心がけましょう。

大規模修繕で見る売り時|修繕の前後どちらが有利か

分譲マンションでは、十数年ごとに大規模修繕が実施されます。外壁や防水、共用部の設備などをまとめて更新する工事で、まとまった費用がかかります。この修繕のタイミングは、売り時を考えるうえで意外と見落とされがちな要素です。

たとえば修繕積立金が不足しているマンションでは、大規模修繕に合わせて一時金が徴収されたり、積立金が値上げされたりすることがあります。こうした負担が発生する前に売却するか、それとも修繕後の「きれいになった状態」で売却するかで、戦略が変わってきます。

一般的には、大規模修繕が適切に実施され、建物の状態や修繕計画が整っているマンションは、買い手から安心して見てもらいやすい傾向があります。修繕履歴や長期修繕計画は、売却時の説明材料としても有効です。

一方で、修繕の直前に積立金の負担増が見込まれる場合は、その前の売却を検討する考え方もあります。どちらが有利かは管理組合の状況によって異なりますので、修繕計画の内容を確認したうえで判断するとよいでしょう。

所有期間と税率で見る売り時|5年を境に税負担が変わる

マンションを売って利益(譲渡所得)が出た場合、その利益には税金がかかります。このとき重要になるのが「所有期間」です。所有期間が5年を超えるかどうかで、適用される税率が大きく変わります。

国税庁の案内によると、譲渡した年の1月1日時点で所有期間が5年以下の場合は「短期譲渡所得」、5年を超える場合は「長期譲渡所得」として扱われます。短期と長期では税率が異なり、長期のほうが税率は低く設定されています。

【市況データ】所有期間で変わる譲渡所得の区分

国税庁「土地や建物を売ったとき」によると、譲渡した年の1月1日現在で所有期間が5年以下なら短期譲渡所得、5年超なら長期譲渡所得に区分されます。長期のほうが税率は低くなるため、所有期間が5年を超えてから売却すると税負担を抑えられる場合があります。

下の表は、所有期間による区分と税率のイメージをまとめたものです。実際の計算には特例や控除が関わるため、正確な金額は個別の確認が必要です。

区分 所有期間(1月1日時点) 税率の傾向
短期譲渡所得 5年以下 税率が高め
長期譲渡所得 5年超 税率が低め

たとえば所有4年11か月で売るか、もう少し待って5年超で売るかによって、手取り額が変わる可能性があります。利益が出そうな場合は、所有期間の節目を意識して売却時期を考えると安心です。なお、居住用財産には特別控除などの特例もありますので、適用可否は専門家に確認することをおすすめします。

出典:国税庁「土地や建物を売ったとき(譲渡所得)」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1440.htm

市況で見る売り時|地価や取引動向から流れを読む

マンションの売り時は、その時々の市況にも左右されます。市況とは、相場・金利・需給・経済全体の動きなどが合わさった「市場の空気」のようなものです。市況が良い局面では、買い手の動きが活発になり、売却が進みやすくなります。

市況を読むうえで参考になる公的データの一つが、国土交通省の「地価公示」です。地価は土地の価格水準を示すもので、エリアごとの不動産市場の勢いを把握する手がかりになります。地価が上昇しているエリアでは、マンション需要も底堅いことが多い傾向があります。

【市況データ】地価公示でエリアの勢いを把握

国土交通省の地価公示は、毎年公表される標準地の価格水準を示すデータです。令和7年地価公示では、全用途平均・住宅地・商業地のいずれも4年連続で上昇しました(全国26,000地点を調査)。お住まいのエリアの地価が上昇基調にあるかを確認すると、マンション相場の流れを読む手がかりになります。地価と不動産価格指数を組み合わせて見ると、市況の理解が深まります。

出典:国土交通省「令和7年地価公示」
https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo04_hh_000001_00060.html

ただし、市況は常に変動しており、ピークを正確に当てることはできません。「市況が良いうちに、生活設計に合うタイミングで動く」という姿勢が、後悔の少ない選択につながります。完璧な底や天井を狙うより、納得できる水準で決めることが大切です。

市況の判断に迷ったときは、エリアの取引事例や査定額の根拠を確認することで、現実的な売却ラインが見えてきます。客観的な数字を手元に置くと、落ち着いて判断しやすくなります。

売却方法による売り時の違い|仲介と買取で考え方が変わる

ここまで価格や税金の観点から売り時を見てきましたが、「どう売るか」という売却方法によっても最適なタイミングは変わります。代表的なのが、不動産会社が買い手を探す「仲介」と、不動産会社が直接買い取る「買取」です。

仲介は、買い手が見つかるまで時間がかかることがあり、相場が動くと最終的な売却額が変わる可能性があります。一方で買取は、会社が直接購入するため、売却までの期間が読みやすく、提示された査定額がそのまま手取り額になりやすいという特徴があります。

たとえば「住み替えの期日が決まっている」「相続した物件を早く整理したい」といった事情がある場合は、スケジュールが立てやすい買取が向いていることがあります。逆に時間に余裕があり、相場上昇を狙いたい場合は仲介を選ぶ考え方もあります。

どちらが適しているかは、急ぎの度合いや物件の状況によって異なります。売り時を考える際は、価格だけでなく「いつまでに売りたいか」もあわせて整理しておくと、方法選びがスムーズになります。

マーキュリーが選ばれる4つの理由|あらゆる不動産を価値ある未来へ

売り時を見極めたあと、どの会社に相談するかも大切な判断です。マーキュリーは、一般的な売却が難しい物件も含めて幅広く対応し、あらゆる不動産を価値ある未来へつなぐことを大切にしています。ここでは、選ばれている4つの理由をご紹介します。

① 複雑な権利関係も丁寧に調整

共有名義や借地権、隣地との境界など、権利関係が複雑な物件は売却が難しくなりがちです。マーキュリーは、こうした権利調整の経験を重ねてきました。問題を一つずつ整理し、売却に向けた道筋を一緒に描いていきます。

② 再建築不可・訳あり物件の再生

再建築不可の土地や、いわゆる訳あり物件も、マーキュリーは積極的にお引き受けします。一般の市場では値がつきにくい物件でも、再生のノウハウを活かして価値ある形に変えていきます。あきらめる前に、まずはご相談ください。

③ 相続のお悩みをワンストップで

相続したマンションは、名義変更や遺産分割など、売却の前に整えるべきことが多くあります。マーキュリーは、相続にまつわる手続きから売却までをワンストップでサポートします。窓口が一つにまとまることで、負担を軽くできます。

④ 直接買取で仲介手数料ゼロ・査定額がそのまま手取り

マーキュリーは物件を直接買い取るため、仲介手数料がかかりません。提示する査定額がそのまま手取り額になりますので、手残りの金額が明確です。受け取れる金額がはっきりしていると、資金計画も立てやすくなります。

まとめ|マーキュリーへご相談ください

マンションを売るタイミングは、築年数・相場・金利・大規模修繕・所有期間による税率・市況という複数の要素が重なるポイントで判断するのがおすすめです。どれか一つではなく、いくつかの条件を組み合わせて見ることで、納得のいく売り時が見えてきます。

とはいえ、これらをご自身だけで見極めるのは簡単ではありません。エリアの相場や物件の個別事情をふまえた判断には、専門家の視点が役立ちます。査定額の根拠を確認し、マンションに強い会社に相談することが、後悔の少ない売却への近道です。

マーキュリーは、権利調整や訳あり物件の再生、相続のワンストップ対応、そして仲介手数料ゼロの直接買取まで、幅広くお手伝いしています。査定額がそのまま手取り額になるため、安心してご検討いただけます。売り時にお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。